モベンシスの独自技術である「ソフトモーション」と「ソフトマスタ」は、パソコンのマルチコアCPUの演算能力を最大限に活かして、 NCボードや専用コントローラの代わりに市販のWindowsパソコンにインストールしたソフトウェアのみによって、 高速多軸同期モーション制御やフィールド通信制御を実現する画期的なソフトウェア技術です。 このコア技術をベースにして、第4次産業革命時代をリードするソフトモーションコントローラ”WMX”が製品化されました。
ソフトモーションは、ソフトウェアで設計されたモベンシスの独自のモーションコントロール技術であり、市販のWindows PCにインストールしたソフトウェアだけで、様々な製造装置の高速多軸モーション制御を実現するために最適化されたテクノロジーです。
- 最大128軸のサーボモータと各8000バイトのI/OをWindowsPC 1台で制御可能
- 開発用APIとして 位置決め・加速度プロファイル・補間制御等豊富なモーション制御機能を提供
- リアルタイムOS、各種設定ツール、シミュレーション機能やモーション解析ツールを同梱
- Windows のリアルタイム拡張技術の採用でリアルタイム制御を提供可能(図参照)
1. 高速シーケンスおよびデータアップデート
- 高速のデータ交換による装置シーケンスおよびアップデート速度の向上- 高度化されたモーション制御機能およびパフォーマンス(効率性、Tact time)を提供- 高度化された装置シーケンスのリアルタイム化2. PCリソースの最適化と柔軟なシステム構成- モジュール化されたアーキテクチャで、PCリソースの最適化および柔軟な制御システムの構成が可能3. シンプルな2次開発- ユーザフレンドリーなシステムインターフェースで、ユニークかつ特化された強力なモーションエンジンの独自開発が可能4. 簡単なメンテナンスおよび機能追加が容易5. PCサイズおよびコストの削減- モーションボード等のハードウェアが不要であるため、PCサイズや機器制御装置の費用削減が可能6. ソフトモーションと連携したデジタルTWIN- 3Dシミュレーションを用いて 駆動状態が確認できるため、開発時間の短縮化および開発人員の最少化を実現7. 配線効率改善- Ethernet ケーブル接続による配線量の低減で、障害発生リスクと配線コストを低減8. スマートファクトリー- ソフトモーションとエッジコンピュータの統合- リアルタイムデータの収集を通して、装置の寿命分析およびプロセスの改善、生産関連の予防保全・予知保全の診断に最適化